ServiceNow Japan 主催のユーザー事例イベント「ServiceNow Summit : Osaka」が3年ぶりに開催されました。
会場はJR大阪駅からほど近くの「梅田サウスホール」ということで、社員数名とともに突撃してきました!
展示エリアブースについて
会場には4つの展示ブースがありましたがどこも参加者で溢れ、パンプレットをもらっている人やServiceNow社の社員からデモを受けている光景が続いていました。
4つの展示ブースは以下のとおり。
- ServiceNowをもっとよく知ろう スキリング&コミュニティ
- 迅速かつシンプルな顧客・従業員体験を実現
- ITを取り巻くあらゆる業務・プロセスを革新
- ServiceNowプラットフォームで業務アプリを簡単に開発
基調講演について
タイトル「変化の時こそ、世界はうまくいく ~Making the world work better in changing times」
講演会場は満席の中、新たにServiceNow Japan合同会社 執行役員社長に就任した鈴木 正敏氏の挨拶からスタートしました。
鈴木氏からの講演内容では「ServiceNow Japanが米本社直轄の独立事業体に昇格」という話題が印象的でした。今までのアジア地域の1つという扱いであった日本を分離することでより一層、力を入れて市場拡大していこうという意志を感じ取れました。今回の決定で日本ユーザーからの要望や意見が今まで以上に反映されることを期待したいです。
ユーザー講演について
【講演1】:マツダが取り組む「人とITの共創による価値創造」とServiceNow活用(マツダ株式会社 様)
ServiceNowを使った自動化、効率化、可視化により、従業員の業務負荷の軽減やタスクの効率化を図っているとのこと。
成果としてITとビジネス部門との連携が強化され、よりスムーズなコラボレーションを実現しているそうです。
ServiceNowを活用することについて、講演の中で印象的だった内容は以下の2点です。
価値創造について:従業員はより効率的に業務をこなし、新しいアイデアを生み出す時間や余裕を持つことができます。これにより、新しいイノベーションを生み出す土壌を作り上げている点。
サービスの向上について: ITサービスやビジネスサービスの品質向上を図っています。顧客満足度を向上させることで、顧客からの信頼を高め、競争力を強化している点。
【講演2】:ServiceNowを中心としたITマネジメントサービスの社内展開(富士通株式会社 様)
ITサービスの効率化やデジタルトランスフォーメーションを推進するために、ServiceNowのプラットフォームを活用しているとのこと。
その社内展開のポイントをついて、講演の中で印象的だった内容は以下の2点です。
ITサービスマネジメントの一元化について:ServiceNowを中心としたITサービスマネジメントの一元化を図っています。複数のITサービス管理ツールを統合し、ServiceNowのプラットフォームを中心にシステムを構築することで、ITサービスの可視化や効率的な運用を実現している点。
従業員のエクスペリエンスと生産性の向上について:ServiceNowを活用して、従業員向けのサービスポータルを構築しています。このポータルでは、ITサービスの申請や問い合わせ、自己解決のための情報提供などが行われており、従業員が自らのニーズに合わせたITサービスを効率的に利用できる環境を整備している点。
【講演3】:秘訣はユーザーセントリック!UCCグループが両立した従業員エクスペリエンスの高度化と効率化(株式会社ユーコット・インフォテクノ 様)
ServiceNow導入によって従業員エクスペリエンスの向上と社内の事務処理手続きの効率化・利便性を高めているとのこと。
ビフォーアフターの紹介について、講演の中で挙げられた具体例から印象的だった内容は以下の2点です。
既存の各種申請フローを洗い出しデジタル化できるものは紙ベースから置き換え、日本特有の複雑化したワークフローである「差し戻し」処理などを無くすという抜本的な見直しを実行に移し成功した点。
UIが複雑でどこに何があるのか分かりづらかったグループポータルをServiceNowの従業員センターにすることで、シンプルで分かりやすいデザインに変更されたため、社員のユーザービリティが向上した点。
【講演4】:Beyond ITSM -PX実現に向けてServiceNowの可能性を探る-(パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 様)
ServiceNowのITSMモジュール2014年から継続利用しており、ユーザーから高い評価を得ているとのこと。
ServiceNowの可能性について、講演の中で印象的だった内容は以下の2点です。
現在利用しているITSMモジュールに加え、需要が高まってきているセキュリティモジュールを利用できるように推進している点。
また国内向けに展開していたServiceNow導入をグローバルに強いという特徴を活かして広げていきたいという点。
さいごに(懇親会)
イベント終了後は、会場で参加者同士が交流できるようにドリンクと軽食が用意されていました。
懇親会には弊社と付き合いのあるお客様も参加されており、アイデアやイニシアチブ、イノベーションを交換する機会として活用することができました。
ServiceNow社のみなさま、大阪でイベントを開催いただきありがとうございました!
投稿者プロフィール
- ServiceNowのインシデント管理や申請関連の対応をしてきました。
保有資格
- ServiceNow Certified System Administrator
- ServiceNow Certified Implementation Specialist - Project Portfolio Management
最新の投稿
- 2023-06-14イベント参加ServiceNow Summit : Osakaに参加しました!