ServiceNow「App Engine Studio」におけるVancouverリリースの新機能について

技術

社内業務に関するシステムを一元化して運用・管理できるクラウドサービス「ServiceNow」。
株式会社KYOSOでは、これまでの豊富な運用経験をもとに、ServiceNowの企画立案から運用・保守、内製化までトータルでサポートしています。

この度、社内ServiceNow学習の一環として、先日2023/9/20に行われたVancouverリリースで追加された機能について調査いたしました。
その一部をこちらの記事で紹介をさせていただきます。

概要

App Engine Studioついて

今回紹介する機能は、ServiceNowの様々な機能の中の一つである「App Engine Studio(AES)」についてです。

AESはビジネスプロセスを自動化し、ビジネス上の課題を解決するアプリケーションを開発するためのプラットフォームです。
ローコード、つまり少ないコーディング作業でそれらを開発できるといった特徴があります。
そのためプログラミングの知識が少ないエンドユーザーもテンプレートを使えば簡単にアプリケーションを開発できるようになります。

AES画面

詳細はこちら(公式ドキュメント)

App Engine Management Centerについて

「App Engine Management Center (AEMC)」はAESで作成したアプリケーションの管理、テスト、デプロイメントなどを支援する機能を持ちます。
また、様々なインスタンスとパイプラインでつながることにより、テスト環境などの別のインスタンスで作成されたアプリケーションの取り込みや本番環境での展開を管理することが可能です。

AEMCの画面

詳細はこちら(公式ドキュメント)

Vancouverリリースでの追加機能

追加機能① 拡張された ATF およびインスタンススキャンテスト機能 – AEMC

以前までAEMCでは、インスタンススキャンやAutomated Test Frameworkを使用できました。

インスタンススキャンとは

ServiceNow® Instance Scan を使用して健全性の問題を示す構成についてインスタンスを確認し、ベストプラクティスに対応する機会を特定します。Instance Scan は既存の構成をチェックして、将来構成上の問題が生じるのを回避できるようにします。Instance Scan は、開発操作、リリース管理、アップグレード前後の操作の一環として使用できるツールです。

ServiceNow Documentationより

Automated Test Framework (ATF)とは

ATFでは、変更を行った後にインスタンスが動作することを確認するための自動テストを作成して実行することができます。たとえば、アップグレード後、アプリケーション開発中、または更新セットを使用してインスタンス構成を展開する場合です。失敗したテストの結果を確認して、失敗の原因となった変更と、レビューする必要がある変更を特定します。

ServiceNow Documentationより

Vancouverリリースでは、あらかじめカスタマイズされたテストケースの実行が可能になりました。これによりテストケースを一から作成する必要がなくなり、少し便利になったと思われます。

Automated Test Frameworkについては当ブログのこちらの記事に詳しく記載しております。

追加機能② アプリの展開をスケジュール – AEMC

AEMCを使用しアプリを本番インスタンスに展開する際、スケジューリングが可能になりました。
負荷の少ない深夜や土日などにアプリケーションの展開を行うことで負荷分散が可能になりました。
その結果、インスタンスのパフォーマンス向上が見込まれます。

追加機能③ Workspace Builder ダッシュボードの一意の URL

Workspace Builder で作成されたブックマークダッシュボードに一意の URL が含まれるようになりました。

調査のためPDIで確認をしてみたところ、AESでWorkspace Builderを利用するためにはプラグインの有効化が必要でした。

  1. [すべて] > [システム定義] > [プラグイン]に移動する。

  2. 検索バーで「Workspace Builder for App Engine」を検索する。

  3. インストール後メイン画面を更新する。

URLをコピーする手順は以下の通りです。

  1. AESを起動します。
  2. ワークスペースでアプリケーションを開きます。

  3. ダッシュボードの [その他のオプション] を選択し、[共有(Share)] を選択します。

  4. 「Copy link with filter」または「Copy link」というボタンを押下します。

Copy link with filter:現在適用されているフィルターを使用して、指定されたユーザーとロールのダッシュボード URL をコピーします。
Copy link:フィルターを使用せずに、指定されたユーザーとロールのダッシュボード URL をコピーします。

最後に

いかがでしたか。
つい最近Now LearningでAESについて学習したので、Vancouverリリースの新機能について調査してみました。
今後もServiceNowについての学習を継続し、今回調査した機能については後日詳しい検証を行い、記事として投稿したいと考えています。

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。 あなたにとって有益な情報を提供できたのであれば、大変嬉しく思います。

Merry Christmas🎅🎄

参考文献

投稿者プロフィール

M. O
M. O
2023年に中途入社。ServiceNowについて学習中


保有資格
- ServiceNow Certified System Administrator
- ServiceNow Certified Application Developer
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