ServiceNow World Forum Tokyo 2025に参加しました!

イベント参加

World Forum

社内業務に関するシステムを一元化して運用・管理できるクラウドサービス「ServiceNow」。
株式会社KYOSOでは、これまでの豊富な運用経験をもとに、ServiceNowの企画立案から運用・保守、内製化までトータルでサポートしています。

今年も 2025/10/22 から 2025/10/23 の2日間にかけて、ServiceNow World Forum Tokyo 2025が開催されました!
昨年に引き続き、弊社の社員数名で参加しましたので本記事にて会場の様子やイベント内容について共有いたします。

イベント概要

World ForumとはServiceNowにより毎年開催されている年次のイベントです。展示ブースやセッション内容を通じて、最新技術や業界トレンドに関する有益な情報を得ることができます。World Forumはアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの世界各都市で開催されている世界規模のイベントです。だたし、東京のみが2日開催となっています。

今年は東京ビッグサイトでの開催で、昨年の会場と比較してより広々とした印象でした。2日間で合わせて6000名以上もの方々が来場されたそうです。

会場内では展示ブースを見て回る人、セッションやハンズオンに参加する人、ネットワーキングをする人など様々な方法で楽しんでおられる人で溢れていました。

会場の様子

昨年とは異なり、今年は展示ブースが集まるExpo会場と講演が開かれるセッション会場が同じ空間にあり、会場間の往来がしやすい印象でした。Expo会場を中心としその周りをセッション会場が取り巻くような構造となっています。

Expo会場

Expo会場には14のServiceNowブースと27のスポンサーブースの合わせて41のブースが設置されていました。中でも特に活気があったのは、ServiceNow Universityのブースです。
ServiceNow University:ServiceNowによるAIを活用したオンライン学習ツール

非常に人気があるブースのため、体験まで30分ほど待ちます。
順番が来たら、まずはAIアバターを作成するための写真撮影を行います。写真撮影を終えたら、後続のアクティビティで使用するロケットトークンを受け取ります。

次のセクションでは「これから何を学習していくべきか?」という問いに関する答えを見つけに行きます。興味のある分野やキャリアパスに応じた、ご自身に最適な学習パスを見つけることができます。

最後のセクションでは、これまでの学習成果やServiceNowコミュニティでの貢献度に応じたランクを確認することができます。初めに受け取ったロケットトークンを機械にかざすことで、AIアバターとランクが画面上に表示されます。最後にAIアバターの画像がプリントされ、ネックストラップと共に受け取ります。ランクに応じたピンバッジも配布され、来場の記念に持ち帰ることができました。

ブログの最後にお見せしますが、AIアバターの再現度が想像以上に高く、弊社社員とアバター写真を見比べながら「似てる!」「似てない!」などと盛り上がりました。

セッション会場

2日間で合計100以上のセッションが実施されました。各セッションは15分から1時間以上の長さのものもあり、着席しながら/立ち見で聞くスタイルなど様々でした。
また昨年とは大きく異なる点として、セッションごとに部屋が完全には分かれておらず、パーテーションで仕切られていた点です。目の前のスクリーンを見ながら、座席に用意されている機器にイヤホンを接続して講演内容を聴きます。

いくつかセッションに参加してみて、特に印象に残っている2つのセッションを共有します。

印象に残ったセッション①

『おざけん氏に学ぶAI活用術』

今回のイベントで特に印象深かったのは、最後の基調講演に登壇されたおざけんさんのお話でした。

おざけん氏とは?

おざけんさんは、X(旧Twitter)などで知られるAIインフルエンサーです。特にAIを駆使した効率的な働き方や、ユニークなコンテンツ作成で注目を集めています。AIに関する書籍も出版されており、最新の技術を実生活やビジネスに取り入れる実践者として大きな影響力を持っています。

徹底したAIによる仕事の自動化

講演の中で、おざけんさんが実践されているAIの活用事例に驚かされました。なんと、仕事のプロセスをほとんどAIで回しているというのです。

特に衝撃的だったのは、メールの返信文も全てAIで作成しているというお話です。私たちは、メールの文面を考えたり、言葉遣いを整えたりするのに意外と時間をかけてしまいがちですが、おざけんさんはこの作業すらAIに任せています。これにより、人間はより創造的で、AIでは代替できない重要な業務に集中できるというわけです。これは、単なる時短ツールとしてではなく、仕事の質と効率を根本から変革するAIの力を象徴していると感じました。

AIが拓く未来の可能性

おざけんさんの事例を聞き、AIはすでに私たちの生活や仕事に深く根付いており、これからももっともっと発展し、多様な使われ方をするのだと確信しました。

現在でも多くのAIツールがありますが、今後はさらに個人の働き方や企業のビジネスモデルを大きく変えるような、新しい使い方やサービスが続々と生まれてくるでしょう。AIを恐れるのではなく、いかにパートナーとして活用していくかが、これからの時代を生き抜く鍵になると改めて感じた、非常に刺激的なセッションでした。

印象に残ったセッション②

『CSDMは実際どう使われている?ServiceNowソリューションでのユースケースを徹底解説』

次に印象に残っているのは、ServiceNow Japan合同会社によるCSDMに関するセッションです。
CSDMとはCommon Service Data Modelの略で、日本語では共通サービスデータモデルを指します。
CSDMに沿って組織のデータを標準化し、一貫性のある構造で管理をすることによって、ServiceNowの効果を最大化することが目的です。

セッションの中でも、特にAI活用におけるデータの重要性に関する内容が興味深かったです。
帰宅後になぜ、AI活用には正しいデータの状態が重要であるのか?について振り返ってみました。

根本原因分析の効率化・スピードUP

サービスとCIの依存関係が明確な状態であることにより、Now Assistはスムーズにインシデント発生時の影響範囲や根本原因となり得るCIを特定することができます。これにより、適切な解決策を提案することができるようになります。
Now Assist:ServiceNowプラットフォームに搭載されている生成AI機能で、様々な業務の生産性を高めたり、効率化したりするためのサポートを行います。

タスクの自動ルーティングと分類

CSDMで定義されたサービスやオファリングに基づき、Now Assistは入力されたチケットをより正確に分類し、適切なチームや担当者に自動でルーティングします。これにより、問い合わせの解決時間を短縮し、業務効率の向上が期待できます。

このように、CSDMはAIの精度や効果を根本から支える重要な土台であることが分かりました。
CSDMについて完全に理解をすることは難しいですが、ServiceNowの効果を最大化できるように意識をしながら日々の業務に取り組みたいと感じました。

おまけ

弊社社員のAIアバター写真です。
本ブログに本人たちの写真も載せているので、どれが誰のアバターかを当ててみてください。

イベントに参加した弊社メンバーでスポンサー企業一覧のパネル前で集合写真も撮りました♪

さいごに

今年のイベントも圧巻のスケールで、アイデアに溢れていて終始、学びや発見が絶えないイベントでした。改めて、ServiceNowの勢いを実感しました。
このような貴重な体験の場を提供してくださったServiceNowには大変感謝いたします。
ありがとうございました!
2024年にWorld Form Tokyoに参加した際の記事もありますので、よろしければこちらからご覧いただけますと幸いです。

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。
あなたにとって有益な情報を提供できたのであれば、大変嬉しく思います。

投稿者プロフィール

M. T
M. T
2023年新卒入社です!
これまで、主にServiceNowのITSM領域の開発に携わってきました。ServiceNowの幅広い領域で活躍できるよう、学習に励んでいます。

保有資格
・ServiceNow Certified System Administrator
・ServiceNow Certified Application Developer
・ServiceNow Certified Implementation Specialist - IT Service Management
・ServiceNow Certified Implementation Specialist - Discovery

※ServiceNow®は、米国および/またはその他の国における ServiceNow, Inc.の商標または登録商標です

TOP